【トルコキキョウ特集】トルコキキョウを愛でる|日本が育んだ「優美」な花姿と、長く楽しむためのお手入れ方法
波打つフリルが優雅に舞う。
トルコキキョウの魅力と長く楽しむコツ
波打つフリルの花びらが優雅な印象のトルコキキョウ。野花を思わせる華奢な佇まいの一重咲きや、しっかりとフリンジが掛かった八重咲きなど幅広い品種があり、それぞれに豊富なカラーバリエーションが揃っています。
異なる表情が楽しめるのが特徴のトルコキキョウ。今回は、その名前の由来から最新のバラエティ、そして自宅で長く楽しむためのプロ直伝のケア方法まで、詳しくご紹介します。
1. トルコキキョウとは|名前の由来と別名
その呼び名から「トルコ原産」且つ「キキョウ」の一種だと思われやすいトルコキキョウは、じつは北米原産リンドウ科の多年草です。原種の青い花色がトルコ石に、一重の花はキキョウに似ていること、そして蕾の渦巻く様子がトルコ人のターバンを連想させることに由来したとされています。
また、古い学名のリシアンサス、またはユーストマ(Eustoma)と呼ばれることもあります。語源はギリシャ語の “Eustoma”(良い口)+“grandi”(大きな)+“florum”(花)に由来しています。
2. 日本で遂げた進化と多彩なバラエティ
原種が北米で発見されてから20世紀初頭に日本に持ち込まれ、戦後の日本で盛んに育種が行われました。今では約300種の園芸品種が出回っており、その進化には日本の技術力が欠かせないものでした。
現代のトルコキキョウは、すらりと真っ直ぐに伸びた細い茎と、ドレスのスカートのように広がる優美な花びらが印象的。バラやラナンキュラスのような主役級の花にも引けを取らない存在感を持っています。
3. 花もち抜群!贈り物に選ばれる理由
花持ちが良いこともトルコキキョウの大きな魅力。そのため贈り物の花束やアレンジメントにも大人気です。飾ってからも丁寧にケアをしてあげれば約2~3週間楽しめます。
花瓶に生けた後は、堅くて小さなつぼみや開ききった花をこまめに取り除くことで、膨らみ始めたつぼみに栄養が届き、より長く鑑賞することができます。
4. 色別の花言葉|「優美」「永遠の愛」
全般の花言葉である「優美」や「清々しい美しさ」は、絢爛豪華なフリルをまとった花姿に由来します。また、語源の「良い口」から転じて「良い語らい」という言葉も持っています。
「思いやり」「永遠の愛」
紫は「希望」、ピンクは「優美」
青は「あなたを思う」、緑は「良い語らい」
「毅然とした態度」
5. おすすめの飾り方4選
【数本寄せて】高低差を活かす
1本に数輪、高低差をつけて花を咲かせることが多いので、さっと活けるだけでバランスよくまとまります。数本を寄せてボリュームを出すと華やかさが際立ちます。
【一輪挿し・お皿】短くなった花を愛でる
切り分けて短くなった部分は、背の低い一輪挿しや、お皿に水を張って浮かべるのがおすすめ。ふわりとした愛らしい花の表情を間近で楽しめます。身の回りの器を使ってカジュアルに飾るのも素敵です。
6. ケア方法|水換えと「手折り」のコツ
水の吸い上げが良いので、通常は少なめでOKですが、気温が高い時期は汚れやすいため3分の2程度まで張りましょう。毎日水換えをするとより長持ちします。
茎をハサミで切るのではなく、水の中でポキッと手で折る方法がおすすめ。中の繊維がむき出しになり、吸水効率が格段に良くなります。
まとめ
一輪でも主役級の存在感を放ち、長く寄り添ってくれるトルコキキョウ。お花屋さんで見かけたら、ぜひその豊かなフリルを手に取ってみてください。きっと、日々の暮らしに優雅なリズムを運んでくれるはずです。