【完全ガイド】ユリ(百合)の魅力と育て方|種類別の特徴、花粉のスマートな処理、夏でも10日持たせるコツ|LIFFT
凛として美しく。
ユリの魅力を深く知る完全ガイド
夏の代表的な花のひとつ、「ユリ」。
堂々と咲く大輪の花と、清楚な雰囲気が魅力です。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるように、美しい女性を表す花でもあります。
今回はそんなユリについて、基礎知識や魅力、種類と特徴などについて紹介します。また、暑い夏に気になるケア方法も、葉の処理や水換えなどの点からお伝えします。最後におすすめの生け方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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ユリの基礎知識・魅力
清楚な花の代表のような花で、花束やウェディングなどでも昔から馴染みのあるユリ。まずはユリの基礎知識として、歴史や神話などを紹介します。
ユリの歴史
日本でのユリの歴史は古く、「日本書紀」や「古事記」などにユリに関する記述が残されています。
古事記には、山の麓に住んでいた媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)がササユリを摘んでいる姿を天武天皇が見初めたことから、皇后となったいう話が。これが、日本で最も古いユリに関する記述だといわれています。
他にも、万葉集にはユリについて詠んだ歌が多く収録されており、古くから親しまれていた花であることがわかります。
夏の野の茂みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきもの
ー 坂上郎女(さかのうえのいらつめ)
ユリの神話・逸話
ギリシア神話でユリは、結婚や母性を司る女神・ヘラの聖花。ヘラの母乳には、飲んだ人間が不死身になるという特別な力がありました。そのため、ヘラが寝ている間にゼウスが息子ヘラクレスにその母乳を飲ませようと画策しました。
ヘラクレスが母乳を飲んだ際、天にこぼれ落ちた母乳が天の川(ミルキーウェイ)、地にこぼれた母乳が白いユリの花になったといわれています。
また、ユリは聖母マリアの花としても知られています。聖母マリアが受胎告知を受ける場面の絵画では、マリアのそばに白いユリが置かれていたり、大天使ガブリエルが白いユリを持っていたりします。その白いユリは、彼女の処女性や純潔さを表しているのだそう。
ユリの花言葉
ユリの花言葉は、上記でも触れたように「純粋」や「威厳」です。色別にもそれぞれ花言葉があるので、以下に紹介します。
- 白色:「純潔」「威厳」
- 赤色:「虚栄心」
- オレンジ:「華麗」
- 黄色:「偽り」
花言葉の「純粋」や「純潔」は聖母マリアや女神ヘラから、「威厳」は花の堂々とした姿からきているそう。
ただし赤や黄色は、純粋な美しいイメージとは異なるため、花言葉を重視する際は注意が必要です。
ユリのケア方法
ユリはケアをしっかりとすれば、花持ちがとても良くなります。
今回は、葉や花粉の処理、水換えについてご紹介します。
【 ケア方法① 葉の処理 】
まずは葉の処理です。お花屋さんでユリを買うと、茎の下の方まで葉がついていることがあります。花瓶にユリを生ける際、水につかる部分についている葉はしっかりと処理をしてから生けましょう。
葉が水についてしまうと腐りやすくなり、水のなかで雑菌の繁殖が進んでしまいます。また、栄養が余分な葉にいってしまい、花や蕾にいき揚らなくなってしまうため、予め葉を処理することは大切です。
まとめ
大輪の花を咲かせる、清楚で可憐なユリ。
ぜひこの旬の時期に、多様な種類のユリの中からお気に入りを選んで、清らかな雰囲気を楽しんでみてくださいね。
複数の蕾がついたユリの枝。実は、ユリの花は「下から上へ」順番に咲いていくという性質があります。知る人ぞ知る長持ちの秘訣は、先に咲いて萎れてきた下の花を摘み取ること。そうすることで、先端の蕾までしっかりと栄養が行き渡ります。