【フローリスト監修】ヒマワリ(向日葵)の楽しみ方ガイド|花言葉や歴史、切り花を長持ちさせるプロのケア方法|LIFFT
燦々と照りつける太陽の光に負けないほどの、鮮やかな輝きを放つヒマワリ。
ポジティブで底抜けに明るい夏のイメージを持つ花として、性別年齢を問わずとても人気がある花です。
今回は、そんなヒマワリの特徴や歴史、花言葉から、長く楽しむためのケア方法まで詳しくご紹介します。
ヒマワリの基本情報
真夏の花の代名詞とも言えるヒマワリ。鮮明な黄色の大きな花を、目一杯太陽に向けて広げる姿は、一目見ると忘れられないような鮮烈さがあります。
ヒマワリの特徴
ヒマワリは、北アメリカ原産のキク科の一年草です。
夏から秋にかけて高さ約3mほどに成長します。
花弁はひとつの大きな花のように見えますが、実は多くの花が集まってひとつの形を作る「キク科」特有の構造をしています。外側の黄色い花びらを「舌状花(ぜつじょうか)」、内側の茶色い部分を「筒状花(とうじょうか)」と呼びます。
ヒマワリの歴史
ヒマワリの始まりは紀元前に遡り、古くから食用作物として重宝されていました。16世紀にスペイン人が北アメリカから持ち帰り、ヨーロッパへ伝わりました。
ヒマワリの別名と「日を追う」仕組み
和名のヒマワリの語源は「日廻り」。陽を追って回る花という意味です。成長期の若い茎は、太陽の動きに合わせて向きを変えます。
そして、「常に太陽を追う」と思われがちですが、実は花が完全に開くと、東を向いたまま固定されます。
| ・日車(ひぐるま) ・日向葵(ひゅうがあおい) ・日輪草(にちりんそう) |
・天竺葵(てんじくあおい) ・照日葵(しょうじつき) ・迎陽花(げいようか) |
ヒマワリの逸話
ヒマワリには、ギリシャ神話に登場する水の精クリュティエにまつわる、少し切ない物語があります。
太陽神アポロンに恋をしたクリュティエは、アポロンが黄金の馬車で空を駆ける姿を9日間、同じ場所に立ち尽くして見つめ続けました。動くことなく見守り続けた彼女は、やがて足から根が生え、その姿をヒマワリへと変えてしまったと言われています。
ヒマワリの花言葉
ヒマワリには、そのまっすぐな姿を象徴するような花言葉が付けられています。
「憧れ」「あなただけを見つめる」:ヒマワリ全般の花言葉。
「愛慕」「高貴」:小輪のヒマワリに付けられた言葉。
「ほどよき恋愛」:白いヒマワリの花言葉。
プレゼントするおすすめのシーン
プロポーズに贈る「一途な想い」
「あなただけを見つめる」という花言葉を持つヒマワリは、プロポーズの際、自分の決意を伝える花として非常に人気があります。
父の日に贈る「幸福の黄色」
日本では「父の日には黄色いものを贈る」という習慣が定着しており、感謝の気持ちを込めてヒマワリを選ぶ方が増えています。
ヒマワリを長く楽しむためのケア方法
1. 花瓶の清潔さを保つ
ヒマワリは雑菌に弱いため、清潔な花瓶を使うことが第一歩です。水も毎日取り換えるのがベストです。
2. 余分な葉は取り除く
葉は水分を多く消費するため、上の2〜3枚を残して取り除きましょう。
3. 水の量は「少なめ」が正解
花瓶の水は2〜3cm程度の「浅水(あさみず)」にするのが長持ちの秘訣です。
まとめ
ヒマワリは、贈った人も贈られた人も幸せな気持ちにしてくれる、ポジティブなエネルギーに溢れた花です。
「あなただけを見つめる」という真っ直ぐな想いを込めて、大切な人へ、太陽のような輝きを届けてみてはいかがでしょうか。
フローリストコメント
本数で変わる、ヒマワリの「愛のメッセージ」
1本なら「一目惚れ」、3本なら「愛の告白」、そして11本なら「最愛」。
夏のプロポーズや記念日に、あえてヒマワリを選ぶ大人の嗜みはいかがでしょうか。